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草加ファミリー歯科 矯正歯科クリニック

成人矯正

成人矯正は、顎の成長が終わったご年齢に適応されます。

骨格パターンにもよるのですけれども、

ほとんどの場合は16,17歳以降の方が対象となります。

 

骨の成長が止まってからの治療となりますので、

骨に対するアプローチはほとんど行いません。

主に、歯に矯正装置をつけてワイヤーを使って

歯の移動をさせていく治療になります。

 

また、骨自体は動かせなくなっていますから、

歯を並べるスペースがなければ「抜歯」という方法も

行なっていく場合があります。

 

当初、治療期間の審美的な要因を考えまして、

歯の裏側に装置を着ける方法も検討しました。

 

診療料金も高い設定になりますし、流行っています。

 

ただ、歯の表側にワイヤーを通す場合と

裏側にワイヤーを通す場合を比較すると、

 

裏側を通す場合の方がワイヤーの長さが短いということが

わかるかと思います。

 

同じ太さのワイヤーを使った場合、

長い方がよくしなり、短いと曲げる時に力を使います。

 

つまり、短いワイヤーを使う裏側の矯正はワイヤーが短くなり

歯にかかる負担が大きくなる訳です。

 

それでも多くの方が治療されてきて、それなりに問題なく

治療を終えていらっしゃるのですから、私の考えすぎか

もしくは思慮不足もあるかと思います。

 

では、歯への負担は問題ないとして、

もう一つ考えなくてはいけない問題があります。

 

実は表側にワイヤーを通した場合の生体力学は

製本に載るくらいに確立されたものともはやなっています。

 

しかし、裏側にワイヤーが通る場合、支点から作用点への

位置と距離が変わります。

それらを含めた生体力学は今のところ確立していないように

思われます。

 

なので、「出来る」「出来る」とよく言われるのですが、

症例写真を見せてもらうと、多くが前歯が立ちすぎたり

ガミースマイルという歯茎が見えすぎる治り方になってしまっていました。

 

そのようなこともあり、私の場合は表側からの治療がメインとなり、

治療期間中の審美的な問題に関してはセラミックの装置を使うことで

全く見えないわけではないですけれども、ある程度は患者様から

「気にならないよ」と言っていただけるものになっております。

 

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